マイクロソフト以外も!文書作成・表計算・プレゼン資料作りができるオフィスソフトを徹底比較
オフィスソフトは、仕事上でパソコンなどを使ったオフィスワークをする際には必須とも言えるソフトウェアです。
文書や表計算、そしてプレゼンテーション資料の作成など、さまざまな場面でオフィスソフトが利用され、多くの人の業務をサポートしています。
オフィスソフトと聞くと、ほとんどの人はマイクロソフト社が開発しているマイクロソフトオフィスを連想するでしょう。
しかし、役立つオフィスソフトはマイクロソフトオフィスだけではありません。
今回は、DOC,DOCXが使える有料・無料のオフィスソフトを、特徴の比較をしながらそれぞれご紹介します。
WPS Office(旧 KINGSOFT Office)
WPS Officeは、Microsoft Officeに次いで世界第2位のシェアを誇るオフィスソフトです。
2016年にKINGSOFT Officeから、現在のWPS Officeにブランド名が変更されました。
構成ソフト:
・Writer(文書作成)
・SpreadSheet(表計算)
・Presentation(プレゼンテーション)
対応形式:
・(*.et)、(*.ett)、(*.xls)、(*.xlt)、(*.xlsx)、(*.xlsm)、(*.dbf)、(*xml)、(*html;*htm)、(*.mht;*mhtml)、(*.txt)、(*.csv)、(*prn)、(*.dif)、(*.xltx)、(*.xltm)、(*.dps)、(*.dpt)、(*.ppt)、(*.pot)、(*.pps)、(*.pptx)、(*.pptm)、(*.potx)、(*.potm)、(*.ppsx)、(*.ppsm)、(*.jpg)、(*png)、(*.tif)、(*bmp)
PDF出力:
・可能
特徴:
・Microsoft Officeとの互換性に優れており、Microsoft Officeで作成したファイルをそのまま読み込むことが可能
価格:
3,980円~(製品により異なる)
キングソフト公式サイト/WPS Office
https://www.kingsoft.jp/office/
Office 365
Office 365は、Microsoft社が発している最新のオフィスソフトが利用できるサービスです。
パッケージ版の買い切りMicrosoft Officeとは異なり、毎月、または毎年料金を支払って利用するシステムとなります。
構成ソフト:
・Word(文書作成)
・Excel(表計算)
・PowerPoint(プレゼンテーション)
対応形式:
・ほぼ全ての形式に対応 ※以下を除く
(.xlc)、 (.wk1、.wk2、.wk3、.wk4、.wks) 、(.wks) 、(.dbf)、 (.wq1)、 (.wb1、.wb3)、(.ppz)、 (.htm、.html)
PDF出力:
・可能
特徴:
・常に最新バージョンのソフトを利用することができ、無料でバージョンアップも可能
価格:
・年額12,744円~(製品や支払プランにより異なる)
マイクロソフト公式サイト/Office 365
https://www.office.com/?omkt=ja-jp
Microsoft Office 2019
Microsoft Office 2019は、Microsoft社が開発しているオフィスソフトです。
世界で最も利用されているオフィスソフトであり、他のオフィスソフトもこのソフトを参考にしている部分が多くあります。
構成ソフト:
・Word(文書作成)
・Excel(表計算)
・PowerPoint(プレゼンテーション)
対応形式:
・ほぼ全ての形式に対応 ※以下を除く
(.xlc)、 (.wk1、.wk2、.wk3、.wk4、.wks) 、(.wks) 、(.dbf)、 (.wq1)、 (.wb1、.wb3)、(.ppz)、 (.htm、.html)
PDF出力:
・可能
特徴:
・世界一のシェアを誇るオフィスソフトであり、利用者数が非常に多くサポートも充実している
価格:
・32,184円~(製品により異なる)
マイクロソフトストア/Microsoft Office 2019
https://www.microsoft.com/ja-jp/p/office-professional-2019/cfq7ttc0k7c5?activetab=pivot%3aoverviewtab
Microsoft Office Online
Microsoft Office Onlineは、ブラウザ上でMicrosoft Officeが無料で使えるサービスです。
有料版とほとんど同じ機能が、無償で使用できる点が最大の魅力です。
構成ソフト:
・Word(文書作成)
・Excel(表計算)
・PowerPoint(プレゼンテーション)
対応形式:
・ほぼ全ての形式に対応 ※以下を除く
(.xlc)、 (.wk1、.wk2、.wk3、.wk4、.wks) 、(.wks) 、(.dbf)、 (.wq1)、 (.wb1、.wb3)、(.ppz)、 (.htm、.html)
PDF出力:
・可能
特徴:
・ブラウザからWord、Excel、PowerPointを利用できるため、インターネット環境さえあればいつでもどこでも利用が可能
・複数人でファイルを共有したり、多人数で同時に編集を行うことが可能
価格:
・無料(クラウド)
マイクロソフト公式サイト/Microsoft Office Online
https://products.office.com/ja-jp/office-online/documents-spreadsheets-presentations-office-online
LibreOffice
LibreOfficeは世界的にシェアを広げている、フリーでオープンソースのオフィスソフトです。
Microsoft Officeと互換性があり、Microsoft Officeで作成したファイルを、そのままLibreOfficeでも利用することができます。
構成ソフト:
・Writer(文書作成)
・Calc(表計算)
・Impress(プレゼンテーション)
・その他、描画ソフト・データベースソフトも搭載
対応形式:
・ほとんどのファイル形式に対応
PDF出力:
・可能
特徴:
・Microsoft Officeとの互換性があり、Officeで作成したファイルを読み込んだり編集することが可能
・ソフトの更新が頻繁なためセキュリティ面でも安心
価格:
・無料(フリーソフト)
LibreOffice公式サイト
https://ja.libreoffice.org/
Zoho Office
Zoho Officeはブラウザ上でWord、Excel、PowerPointによるファイルを作成・編集することができるサービスです。
作成したデータはオンラインストレージに保存されているため、途中でデータを消してしまう心配がありません。
構成ソフト:
・Zoho Writer(文書作成)
・Zoho Sheet(表計算)
・Zoho Show(プレゼンテーション)
対応形式:
(DOCX),(XLSX),(PPTX),(ODT),(ODS),(ODP)
PDF出力:
・可能
特徴:
・インターネット環境さえあればどのパソコンからでも利用することが可能
・データがオンラインストレージに自動保存されてるので、ファイルの保管や転送を気にする必要がない
価格:
・無料(クラウド)
Zoho Office公式サイト
https://www.zoho.com/jp/docs/office-suite.html
まとめ
今回は、DOC,DOCXが使えるオフィスソフトをいくつかご紹介しました。
有料か無料かの違いだけでなく、対応するファイルや機能面での特徴にも違いが見られます。
今回の比較記事を参考にしながら、自分の用途や利用シーンに応じたオフィスソフトを選択するようにしてください。
なお、フリーソフトや無料のクラウドサービスは気軽に利用できますが、サポート面では有料ソフトの方が充実している傾向にあります。
サポート体制をどの程度重視するかも、オフィスソフトの選定に際して重要なポイントになるでしょう。
ライター:AS(20代・男性)