今やインターネットへの接続は、情報にアクセスしたりSNSで自分の存在を表現するために欠かせません。インターネットの普及は私たちの生活を大きく変え、便利にしてくれています。
例えばアプリを利用すれば、今までのように固定電話を使わなくても、お友達や家族といつでも会話することができます。
しかしインターネット回線サービスは、提供する会社によって、その質や利用満足度が様々です。
中でも良く聞かれる不満のひとつは、J:COMなどのケーブルテレビ回線を用いたサービスでは、通信速度が遅いということです。
便利なインターネットを十分に活用し、ストレスなく楽しく巷に広がる情報の海へ繰り出すためには、各社が提供するサービス内容をよく理解して賢く選択する必要があります。
今回は、特にケーブル回線と光回線の比較から、各社が提供するインターネット回線提供サービスをご紹介したいと思いと思います。
J:COM
J:COM公式サイト
https://www.jcom.co.jp/
ケーブル回線の問題点
J:COM はKDDIの子会社が提供するケーブル回線を用いたサービスで、全国的にも知られています。知名度は高く豊富なテレビチャンネルにアクセスできることは魅力です。
しかしインターネット接続速度に関しては、多くの不満が聞かれます。
J:COM のプラン構成を見てみると、一番早いプランでも320Mbpsが上限です。この320Mbps という速度は、他社の光ファイバーを用いたサービスと比べると大変見劣りします。
その原因は、そもそもインターネット回線に用いられる技術の違いにあります。
ケーブル回線は情報の伝達に、銅線などの従来の技術を用いています。一方、光ファイバーはそもそも回線の素材が異なり情報をより迅速に伝えることができます。
光ファイバーを用いると、一般的なサービスでも1Gbpsが可能となります。つまりケーブル回線は、光回線のおよそ3分の1の速さということになります。
技術的・インフラ的な違いであるので、ケーブル回線を用いている限り、どんなに頑張ってもインターネット利用時の速度の遅さを改善することはできません。
なおかつ月額使用料は、この速度でも6000円です。以下にご紹介する光ファイバー回線の料金と比較すると割高です。
またインフラの変更は困難なため、特に集合住宅などのお住いの方にとっては、J:COMを利用しながらより良い接続速度を求めることは大変難しいのが現状です。
早さを求めるならやはり光ファイバー
ケーブル回線によるインターネットの接続速度の遅さにストレスを感じる方も多いのではないでしょうか?そうしたストレスから解放されるためには、光回線への切り替えがお勧めです。
ここからは、光ファイバーを用いたインターネット回線の提供会社およびそのサービスをご紹介していきます。
インターネット回線を選ぶ際には、速度、利用可能地域の他に、利用中の携帯電話と提携でのお得な利用プランなどがありますので、選ぶ際の参考にしてください。
特典に関しては、期間限定なものや、随時更新されていくものもあるので、それぞれ各社の公式サイトでご確認下さい。
ドコモ光
NTTドコモが展開するドコモ光サービスは、全国どこからでも加入することが可能です。
他社のサービスでは利用可能な地域が限定されることもあるので、この点が一番の魅力でもあります。
通信速度:最大1Gbps
月額使用料:集合住宅向けプラン 4000円、一戸建てプラン 5200円
特典
期間限定のキャッシュバック、スマホ一台乗り換えにつきコンビニや飲食店などで利用可能なdポイント20,000円相当プレゼント、スマートフォン、携帯料金とのパッケージ割引
ドコモ光公式サイト
https://www.nttdocomo.co.jp/hikari/
AU光
他社に比べると、コスト面で優れています。新規登録でのキャッシュバックも魅力的です。
利用速度やプランも携帯電話とのパッケージやプロバイダーの選択ができるなど、選択肢が豊富なのも魅力です。
また契約年数が増えるほど割引が増えるサービス体系も提供されています。ただし利用可能な地域は首都圏など、エリアの限定があります。
通信速度:最大10Gbps (ただし地域限定)
月額使用料 (ネットのみの場合):集合住宅向けプラン 3800円、一戸建てプラン 5100円
特典
期間限定のキャッシュバック、、スマートフォン、携帯料金とのパッケージ割引、プロバイダーキャンペーン、初期工事費用の無料化など
AU光公式サイト
https://www.au.com/internet/
NURO光
AU光と並んで、キャッシュバックシステムが魅力です。
ただし対象エリアが限られている点と、対象住宅が一戸建てもしくは7階建て以下のアパート、マンションという限定があります。
通信速度:最大2Gbps
月額使用料:4743円
特典
受け取りやすいキャッシュバックシステム、スマートフォン、携帯料金とのパッケージ割引、基本工事費実質無料、違約金10万円まで負担なし、無料相談や他社との比較見積もりサービス
NURO光公式サイト
https://www.nuro.jp/hikari/
まとめ
以上、J:COM, ドコモ光、AU光そしてNURO光の特徴を比較してきました。
結論としては、ケーブル回線には技術的な限度があるので、光ファイバーを用いたサービス体系がおすすめとなります。
その上でサービス会社を選択する際には、お住いの地域でサービスが利用可能かどうか、お使いの携帯電話のサービス会社、家族構成など、それぞれのご事情を加味して頂く必要があります。
各社の公式サイトでは、利用可能地域に関する情報、料金プランや各種特典情報などが随時更新されているので、ぜひ参考にしてください。
ライター名 :杉田
プロフィール:小規模IT系企業の総務・経理を担当。最新のIT情勢から、これからの企業のあり方、インターネットと社会との関わりかたを俯瞰して見据える。