情報社会と言われる現代において、私たちは様々な情報機器に触れながら生活しています。手持ちのスマートフォンやiPad、職場で使用するパソコンは、インターネットに繋がっていて、私たちに様々な情報をもたらします。
この情報機器は登場以来、日々進化しています。
Widowsとはマイクロソフト社が開発したOS(オーエス:オペレーティングシステム)です。
ちなみに、OSとはコンピュータを運用するための基本的なソフトウェアのことです。
インターネットの仕組み、Internet ExplorerとMicrosoft Edgeについて説明していきたいと思います。
インターネットとは、総務省によれば『世界中のコンピュータなどの情報機器を接続するネットワークのこと』としています。
インターネットは、第二次世界大戦後、アメリカが軍事的な利用を目的として研究を始めました。 その後1990年頃から世界的に使用されるようになり、今や私たちの生活には欠かすことができない社会基盤(インフラ)となっています。
このネットワークを使用するためにはまず、ルータの利用やインターネットサービスプロバイダとの契約、サーバへのアクセスなどが必要となります。専門的な用語を簡単にまとめましたので、必要な方は下記をご一読ください。
・ネットワーク…複数のコンピュータを、ケーブルや無線などを使ってつなぎ、お互いに情報をやり取りできるようにした仕組み。
・インターネット…家庭や会社、学校などの単位ごとに作られた1つ1つのネットワークが、更に外のネットワークともつながるようにしたもの。
・ルータ…外のネットワークと接続するために使用する情報機器。
・インターネットサービスプロバイダ…通信業者のサービス。
・サーバ…ネットワーク上で、情報やサービスを他のコンピュータに提供するコンピュータ。「メールサーバ」や「Webサーバ」など役割が異なるサーバが複数ある。
・クライアント…サーバから提供された情報やサービスを利用するコンピュータ。
インターネット上では、サーバが別のサーバに情報を送ったり、クライアントからの要求に応えて情報を渡したりすることができるようになっています。
また、ホームページは、インターネット上で情報を公開するツールです。インターネット上にある1つのまとまったWebページのことで、閲覧するためには、「Webブラウザ」という専用のソフトウェアでURLを選択・指定します。
さて、これらは主にパソコンを使ってして操作します。パソコンを動かすために必要なソフトは「Windows」といいます。
学校のパソコン室や公共の場にも設置されているこの「Windows」は知名度がとても高く、日本だけではなく全世界で愛用されているのです。
「Windows」シリーズの中で、Webブラウザやホームページを見るソフトとして長年使用されてきたのは「Internet Explorer(インターネットエクスプローラ)」ですが、新しい「Windows10」では「Microsoft Edge」という新しいソフトが登場しました。
以下の項目では、「Internet Explorer」と「Microsoft Edge」の特徴と違いについて考察していきます。
Internet Explorer ダウンロード https://support.microsoft.com/ja-jp/help/17621/internet-explorer-downloads
「Internet Explorer」は、マイクロソフト社によって開発・配信がされてきました。 略して「IE(アイイー)」と呼ぶこともあります。ホームページの閲覧や印刷、お気に入りやセキュリティの設定など様々な機能がついています。
従来の「Windows」に標準搭載されているソフトで、発売以来、何度もバージョンアップされてきました。最新バージョンは「Windows XP」に「IE8」が、「Windows7・8・9」に「IE11」が搭載されています。
既存のパソコンから「IE11」をダウンロードしたい場合は、マイクロソフト社の専用ページから無料で行うことができます。また、初期設定など詳しい手順がFUJITSUのQ&Aに載っているので、参考にしたい方は検索してみて下さい。
この、「Internet Explorer」は大変便利なソフトですが、完全無欠というわけではありません。バージョンアップを重ねたため、発売当時の古い技術を引き継いでいるところもあり、スピード性や安全性に改善の余地があるとされてきました。
この問題点を克服したのが次に紹介する「Microsoft Edge」です。
Microsoft Edge Windows 10 公式サイト https://www.microsoft.com/ja-jp/windows/microsoft-edge
「Microsoft Edge」は、「Windows10」に標準搭載されたソフトです。こちらも開発・配信はマイクロソフト社が行っています。データの読み込みなどについて、新しい技術を用いているので、全体的なスピード性や安全性が増しました。
しかし、一方で「Internet Explorer」にしか対応していないホームページやデータは「Microsoft Edge」で見ることができません。
「Windows10」には「IE」も搭載されているそうなので、「IE」単独での使用や、「Microsoft Edge」との併用が可能とされています。デザインが新しくなり、「フラットデザイン」と呼ばれるものが採用されました。
これは、アイコンボタンを平面的にデザインする手法のことで、スマートフォンやタブレットで採用されていました。デザインを変化させたおかげで、従来の「Windows」より、コントラストがはっきりしてボタンが押しやすくなっています。
そして、「Internet Explorer」にはなかった機能が追加されています。複数あったので、以下に項目化しました。
・リーディングリスト…Webページのデータを保存し、インターネットが使用できないときでも保存した記事を読むことができる機能。「Internet Explorer」の「フィード」機能の代わりに登場。
・Webノート…Webページに手書きの線を書き込んだり、コメントを入力したりできる機能。インターネットで調べ物をしている時に、直接書き込める。
・読み取りビュー…Webページの広告を消して、もともとのレイアウトとは無関係に文章と画像を読みやすく表示する機能。文字サイズやフォント、背景色などを自由に設定することができるので、ニュース記事などをじっくり読みたい時に便利。
それぞれ、パソコンや端末によって操作の方法が違うので、方法が知りたい方は、検索するとでてきます。
ここまでインターネットの基本的仕組みやInternet Explorer、Microsoft Edgeに説明させていただきましたが如何でしたでしょうか。
どちらのソフトも時代の中で必要とされる技術がたくさん組み込まれてきました。「Internet Explorer」は20年の流れの中で、性能を高め、その役割をほぼ終えたと言われています。
専門家によれば、過去との互換性を優先するならば「Internet Explorer」、Windows10を利用する場合は「Microsoft Edge」を、利用するといいそうです。
「Microsoft Edge」は、古い技術を引き継がない代わりに、新しい技術を高め、操作のスピードや安全性を確固たるものとしています。また、「リーディングリスト」や「読み取りビュー」など新しい機能も追加され、インターネットで得た情報をより思い通りに扱うことができるようになっているのです。
【法人向け電話サポートセット】大塚商会の最新Office365+Share Point Online