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シンプルで多機能な圧縮&展開アーカイバ『Lhaplus』の導入方法と機能の解説

圧縮解凍ソフト「Lhaplus」とその特徴

Lhaplus

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『Lhaplus(ラプラス)』は、Windows 95/98/Me/NT4/2000/XP/2003/Vista/7/8/10と、一般的なWindows全てのバージョンに対応したアーカイブソフトです。

アーカイブソフトとは、圧縮&展開が行えるソフトのことです。

LhaplusソフトやReadMe.txt、Lhaplus.chmなどの説明書内では、圧縮および展開のことを『圧縮および解凍』と記載しています。

実は『解凍』という呼び方は日本独自の呼び方で、本来は『展開』が正しい呼び方です。

しかし、他のアーカイバでも解凍と呼んでいることも多いので、日本では解凍と言ったほうが通じやすい場合もあります。

『解凍』=『展開』と覚えておくと、後々の混乱が少なくて済むでしょう。

Lhaplus

今回はLhaplusで用いられている『解凍』という言葉をあえて使わず、正しい『展開』という用語を用いて説明していきます。

具体的な使用方法の説明をする際には、実際の表示項目に沿って『解凍』と括弧付きで表記いたしますので、その点をご留意ください。

『Lhaplus』は統合アーカイバプロジェクトのライブラリを別途導入することなく、一般的な書庫ファイルを展開&圧縮できるソフトです。

インストーラー付きパッケージを使用せず、右クリックメニューなどのシェル拡張を用いなければ、WindowsのシステムフォルダやOSに影響を与えることなく使用することができるのも特徴の一つです。

ただし厳密には、一部形式を除いて圧縮展開に”7z.dll” “UNACEV2.DLL” “unrar.dll”のライブラリを使用しています。

Lhaplus

一般的な自己展開書庫(exe)への変換、書庫形式の変換、パスワードを忘れてしまったzipファイルのパスワード解析機能(ブルートフォース=総当たり形式)を有しています。

他にも、破損した書庫でも破損部分までのファイルのとりだし、バイナリ&テキストエンコードにも対応しています。

多機能ではありながら、ドラッグ&ドロップや右クリックメニューから圧縮&展開するやり方の両方に対応しています。

初心者でも比較的扱いやすいアーカイバでしょう。

Lhaplusの対応書庫形式

LhaplusLhaplusの対応ファイルは多く、展開は以下形式に対応しています。

ACE/ARC/ARJ/BlakHole/Bzip2/Gzip/JAR/LZH/LZS/CAB/RAR/TAR/TAR.GZ/TAR.BZ/UUE/XXE/ZIP/ZOO/

対する圧縮は、以下の形式に対応しています。

BlakHole/Bzip2/Gzip/LZH/CAB/TAR/TAR.GZ/TAR.BZ/UUE/XXE/ZIP/EXE

そしてテキストからバイナリへのデコードは、以下二種類に対応しています。

Base64(テキスト<>バイナリ相互変換可能、旧Firefox検索プラグインのアイコンデータなどに使用される)

MIME(テキスト>バイナリのみ可能、メールの添付ファイルなどに使用される)

Lhaplusのダウンロードおよびインストール

Lhaplus

Lhaplusのダウンロードは、各種ソフトダウンロードサイトや、公式サイトより行うことができます。

Lhaplus公式サイト
http://www7a.biglobe.ne.jp/~schezo/

Lhaplusをインストールする際には注意点が一つあります。

インストーラーパッケージである『lpls174.exe』は、脆弱性を排除するために『Windows7以降のOSでないと起動できない』ようになっている点です。

Windows Vista以前の古いOSで使用する場合は『Lhaplus Version 1.74 ZIP アーカイブ(lpls174.zip)』をダウンロードし、任意のOS内でzip書庫を展開して使用する必要があるでしょう。

Windows Vista以前のOSでシェル拡張を用いるには、lpls174.zipを任意のフォルダに展開後、プログラム本体のLhaplus.exeと同じフォルダにあるsetup.exeを実行することで登録が可能です。

ちなみにzip書庫は新旧Windowsにて標準サポートされているため、別途展開ソフトを導入する必要はありません。

Lhaplus

インストーラーパッケージ版であるlpls174.exeを使ってインストールが完了すると、最初に『Lhaplus シェル初期設定』画面が表示されます。

対応ファイルの関連付けや、シェル拡張(右クリックメニュー)からLhaplusを呼び出せるようにするかどうかを任意に設定することができます。

設定画面は初期状態では簡易設定モードとなっています。

カスタマイズしたい場合は『一般設定』タブの右下にある『詳細設定』ボタンを押すことで、より詳しい設定をおこなうことができます。

Lhaplusが初めてのアーカイバであるなら、関連付けや各種設定は標準のままにしておく方が簡単です。

操作に慣れてきたら、改めて詳細設定で使いやすいように設定を変更するのが良いでしょう。

Lhaplusの使用方法

関連付けが行われた場合、展開可能な書庫ファイルをダブルクリックするだけでファイルを展開することができます。

右クリックから展開を行う場合、『解凍』を選択すると『デスクトップに解凍』『ここに解凍』『テンポラリモードで解凍』というサブメニューが表示されます。

『デスクトップに解凍』は、書庫ファイルの中身をデスクトップに、『ここに解凍』は書庫ファイルのあるフォルダに展開します。

『テンポラリモードで解凍』は設定画面を呼び出し、そこで展開先などの設定をおこなってから、任意の場所に書庫の中身を展開することができます。

Lhaplus

圧縮を行う場合は、圧縮したいファイルをエクスプローラーなどで選択し、右クリックメニューから『圧縮』を選択すると、書庫ファイルの形式を選択して圧縮することができます。

『zip(pass)』を選んだ場合はパスワード付きzip書庫として圧縮されます。

書庫ファイル名は一番最後に選択したファイル名、基本の出力先は『デスクトップ』となっています。

Lhaplus.exeの起動時にできる『圧縮設定』から、標準の出力先フォルダを変更することも可能です。

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また、Lhaplusは右ドロップメニューからの圧縮にも対応しています。選択したファイルを右クリックで指定フォルダにドロップし、設定した場所以外への圧縮も可能です。

初心者向けのアーカイバの多くは指定の方法以外では圧縮展開を受けつけないことも多いですが、Lhaplusは一般的に思いつくほとんどの方法で圧縮&展開することができるようになっています。

アーカイブの変換を行いたい場合は、Lhaplus.exeを起動後『アーカイブ変換』タブを選択、『変換元』に変換したい書庫ファイルを指定します。

その後『変換先』欄で変換先の書庫フォーマットと出力フォルダ、およびファイル名を指定します。

あとは右上にある『変換』ボタンを押すことで、自動的に変換してくれます。

ACEやBlakHoleなどのマイナーな書庫形式や、unix系OSで多用されるTAR.GZなどの書庫を、汎用性の高いzipなどに変換したいという場合には重宝するでしょう。

パスワード解析機能(ブルートフォースアタック)

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忘れてしまったパスワードの解析はいわゆる『総当たり検索』というもので、別名をブルートフォースアタックとも呼びます。

4桁の数字の鍵を『0000』から『9999』まで一つずつ開くかどうかを試す方法と同じです。

ですので、パソコンといえどその桁数が大きかったり、使用しているパスワードが大文字小文字、数字など種類が増えれば増えるほど検索に時間がかかってしまいます。

Lhaplusでのパスワード検索を行う場合、実質の有効桁数は4~5桁といったところでしょう。

また、解析速度はパソコンの性能にも大きく左右されます。

そのため、Lhaplusでパスワード解析を行う場合は「たしか簡単な英単語だったはず…」「全部大文字で入力した覚えがある」などの記憶を頼りに解析を行う『補助ツール』程度に捉えておくと良いでしょう。

本格的なパスワードの解析が必要であれば、PikaZipなどの専用ツールをおすすめします。

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ライター名 :杉田
プロフィール:小規模IT系企業の総務・経理を担当。最新のIT情勢から、これからの企業のあり方、インターネットと社会との関わりかたを俯瞰して見据える。

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