外部のサーバーからデータをコピーするダウンロード
インターネットに接続している時に良く行うのがダウンロードです。
インターネットには様々なサーバーが存在しており、様々なデータが保存されています。
インターネット上にある外部のサーバーから手元のコンピューターにデータを保存させる事を、ダウンロードと呼びます。
ダウンロードをすることで、離れた場所からでもデータの入手ができるようになります。
一括ダウンロードという方法なら複数のデータでもまとめて保存ができます。
ダウンロードではデータを移動させるのでは無く、データをコピーする形です。外部のサーバーからデータが無くなってしまうのではありません。
サーバーにアクセスしてきた大勢のユーザーがダウンロードできる仕組みになっています。
手元のコンピューターから外部のサーバーへデータをコピーする事は、アップロードと呼びます。ダウンロードの逆となるのがアップロードです。
保存する先は毎回同じフォルダへ
保存先が毎回違うと、ダウンロードしたデータの場所が分からなくなる事があります。
コンピューターで検索したり再ダウンロードするのは手間がかかるため、保存先は毎回同じにしておきましょう。
また、Cドライブにデータを保存しておくと、OSに不具合が発生した時が大変です。
OSの再インストールを行うとせっかくダウンロードしたデータが失われてしまいます。
保存はDドライブ、またはUSBや外付けHDD、CD、DVDなど外部に保存しておくのが望ましい方法です。
インストールとダウンロードの違い
ハードウェアやソフトウェアなどを手元のコンピューターで使えるようにするのがインストールです。
拡張子がexeのファイルなら、マウスでダブルクリックするだけでインストールが始まります。画面の指示に従って操作するだけなので、初心者の方でもインストールが簡単です。
CDやDVDなどに保存してあるファイルは勿論、外部のサーバーに保存してあるファイルからでもインストールは可能です。
外部のサーバーからインストールする場合は予めファイルをダウンロードしておきます。
手元のコンピューターに保存してからインストールすれば、途中でインターネット接続が切れても大丈夫です。
ダウンロードしただけでは手元のコンピューターで使えません。保存しただけの状態です。
稀に、フリーソフトなどではダウンロードをするだけで、コンピューターにインストールしない状態でも使えるソフトがあります。
ダウンロードしたデータが不要になった時は削除するだけで済みますが、コンピューターにインストールした場合はアンインストールが必要です。
ファイルを削除しただけでは正常なアンインストールが行えません。
以上の点がインストールとダウンロードの違いとなっています。
ダウンロードしたファイルを開く方法
ダウンロードしたファイルを開く方法としては、一番簡単な方法がダブルクリックです。
OSが自動的に識別し、ダウンロードしたファイルに適した形式で開いてくれます。
またはマウスを右クリックし「開く」を選択しても開くことができます。
インターネット上には悪意のあるファイルも存在している
ダブルクリックでファイルを取得する方法だと、誤ってそのままファイルをインストールしてしまう事がありました。
インターネット上にあるファイルの中には、トロイの木馬と呼ばれるウイルスやスパイウェアなど悪意を持ったものも数多く存在しています。
悪意のあるファイルをそれと知らずにインストールすると、コンピューターが勝手に操作されたり、個人情報を盗まれるなどの被害に遭いかねません。
ダブルクリックではなく、ファイルを確認した上で、右クリックから「開く」という操作でファイルを開くようにすれば不適切なファイルをインストールしてしまう可能性が少なくなります。
また、パソコンにセキュリティソフトをインストールしておくことはインターネットを利用するうえでとても重要なことといえまう。
セキュリティソフトには、パソコンのハードディスクから悪意のあるファイルなどを検出して、除去・クリーニングしてくれる機能もあります。
パソコンにセキュリティソフトをインストールしておくことで安心してインターネットを利用することができます。
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ダウンロード速度はインターネット環境に左右される
ダウンロードの速度は使っているインターネット環境に左右されます。高速な回線を使っているほど、ダウンロードも早く終了します。
電話回線を利用するADSLでは、下りと上りの通信速度が異なります。下りの方が上りより通信速度が速くなっています。
ダウンロードに関係するのは下りの通信速度です。通信速度には理論値と実測があります。
理論値は回線事業者やプロバイダーなどがホームページなどに記載している通信速度です。
実測は利用者が手元のコンピューターで実感している通信速度となります。
ADSLの場合は電話基地局からの距離など様々な要因で実測が落ちていきます。
ADSLよりも高速なのが光回線のインターネット環境です。
電話回線では無く光回線を使用しており、光回線のインターネット接続は原則、下りと上りの理論値が同じという特徴があります。
基地局から距離があっても実測が落ちにくくなっています。元々の理論値が高速なので、実測が落ちても十分快適なダウンロードが行えます。
ダウンロードもアップロードも早く終わるのが光回線のインターネット接続です。
NTTフレッツ光
データのサイズにも左右される
データをダウンロードする際には、ダウンロードが完全に終了するまで待つ事が必要です。
終了する前にインターネット接続を切ってしまうと、正常にダウンロードが行うことができません。
ダウンロードはデータのサイズが大きいほど時間がかかります。データサイズが小ければ小さいほど短時間でダウンロードが終了します。
動画のダウンロードと再生が同時にできる方式
ダウンロードの方式にはプログレッシブダウンロードと呼ばれるものがあります。
このダウンロード方式は動画のダウンロードと再生を同時に行うという特徴があります。
ダウンロードが完全に終了するまで待たなくても動画の視聴をすることができ、データのコピーもスムーズに行えるというメリットがあります。
動画サイトなどで良く見られるストリーミング方式は、データを読み込んでから再生しています。プログレッシブダウンロードよりコピーし難い方式となっています。
YouTube(プログレッシブダウンロード)
https://www.youtube.com/?gl=JP&hl=ja
ライター名:パソコン侍
そこそこ大手の企業でSEとして早8年。現在では週末にライター業をやっています。
趣味は食べ歩き。特に麺類が好きで、ラーメンから蕎麦まで全国200店以上は食べ歩きました。