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今さら訊けないAdobe flash player(アドビフラッシュプレイヤー)のブラウザごとの違いとは?

◆Adobe Flash Playerのブラウザごとのダウンロード方法の違いについて

ChromeはAdobe Flash PlayerをPPAPI用として内部に実装しているので、個別にダウンロード及びインストールする必要はありません。

またInternet ExplorerでもWindows8、8.1、10に搭載されているものは、最初からAdobe Flash Playerが組み込まれているので別途ダウンロードの必要はありません。

それ以外の場合は『ActiveX版』『NPAPI版』を別途ダウンロードする必要がありますが

https://get.adobe.com/jp/flashplayer/

上記ダウンロードページを各ブラウザで開くとリファラーを参照しOSや『ActiveX版』『NPAPI版』それぞれ必要なFlash Playerが自動で判別されるようになっています。

ですので利用者側が意識して選択する必要はありません。

ちなみにダウンロードページの『別のコンピュータのFlash Playerが必要な場合』のリンクをクリックすれば別OS、別ブラウザ用のAdobe Flash Playerを手動でダウンロードすることも可能です。

それぞれが標準となるべく開発された『ActiveX』『NPAPI』『PPAPI』ですが、最終的にはブラウザ依存から脱出することはできず各種ブラウザで個別のAPIが使われることとなりました。

その為『Adobe Flash Player』も各APIごとに開発せざるを得ず、現在ではInternet Explorer用の『ActiveX版』、Firefox用の『NPAPI版』の二つが公開されています。

Adobe flash player(アドビフラッシュプレイヤー)のActiveX版とNPAPI版の違いについて知るにはまず『ActiveX』『NPAPI』『PPAPI』がどういうものかを知らなければなりません。

◆ActiveXとは?

一般的に我々が呼ぶActiveXは正式には『ActiveXコントロール』と呼ぶべきもので、Microsoftが開発したActiveXを元に
ブラウザなどから『ブラウザが本来持っている機能や制限を越えて、様々な動的コントロールを行える』技術を指します。

例えばWindows Updateならアップデート後の任意プログラム『悪意のあるソフトウェアの削除ツール』などを実行したりInternet ExplorerならAdobe Flashの動作、PasoriなどのICカードリーダーを利用した楽天Edyなど電子マネーの残高確認やチャージ、公的個人認証サービス(マイナンバーや確定申告用e-tax)の使用などに用いられます。

Windowsの根幹を用いた技術と不可分であり、より深い場所にアクセスが可能となっているため基本的にWindowsとInternet Explorer以外の組み合わせ以外では使用することができません。

そのため堅牢性(セキュリティ面)はある程度高く設定されていますが、利用者側がそのActiveXコントロールのプラグイン(拡張機能)の導入を許可してしまえば堅牢性は崩壊します。

例えば『ブラウザを通してパソコン内のウィルススキャンを行えるActiveXのプラグイン』が存在しますが、言い換えると『ブラウザを通して現在Windowsにログインしているユーザーが扱える全てのファイルに自由にアクセスできる権限』をActiveXを通して与えることとなります。

これがどれだけ危険かというと『見知らぬ第三者に自宅の鍵を渡す』のと同じくらい危険なことだと考えれば分かりやすいでしょう。

Windows Vista以降はActiveXコントロールのアクセス可能領域を制限することで、危険性をある程度は下げることができましたがそれでも利用者がAdobe Flash Playerなどを装った『悪意を持って配布されているActiveXプラグイン』を誤って導入してしまう場合には対処できません。

とはいえActiveXを必須とする様々なサービスが現在でも提供されているため、Internet Explorerでは今でも使用することができるようになっています。

◆NPAPI(Netscape Plugin API)とは?

ブラウザの標準規格化をすすめられていた『Netscape(現Mozilla)』によって策定されたWebブラウザ上で使用するためのAPI(Application programming interface・アプリケーションを作成するインターフェース)です。

狭義では正しくないのですが、APIは『プログラムを動かす際に使用できるライブラリ』と思えば多少イメージしやすいでしょう。

デファクトスタンダード(事実上の標準規格)として使用されていたので、非常に多くの拡張機能を使用する際に用いられ、FlashはもちろんShockwave、Java、Silverlight、Unityなどを使った動的コンテンツQuickTime、Real、Windows Media Player、DivX Web Playerなどの(Webブラウザ内で動作させる場合の)動画プレイヤー現在は使用されていませんが初期のGoogle Earth、Google Talk、Google Update等にも使用されていました。

これらも上記ActiveX程ではないものの組み込まれる拡張機能にある程度の自由を与えるため、脆弱性への対処やセキュリティの観点から現在ではほとんど使われなくなっています。

かつてNPAPIはInternet Explorer、Firefox、Chromeどのブラウザからも利用可能ではあったのですが、Internet Explorerはより上位のActiveXがあったことChromeは上位規格でよりセキュリティ面に考慮したPPAPIに切り替え、現在ではFirefoxのみが対応しています。

◆PPAPI(Pepper Plugin API)とは?

Windows Vista以降によって制限が掛けられたNPAPIですが、仕様の古さは否めなく制限の有無もOSに依存する形となっていることからブラウザ単体のみで安全にアプリケーションが実行できるようにNPAPIを改良したものがPPAPIです。

APIを使用するもっともメジャーな拡張機能であるFlash Playerを提供していたAdobeとGoogleの協力によって、策定、開発が進められ動画再生などはGPUアクセラレーションをより効率的にできるようにしてブラウザ側の負荷を減らし
レンダリングやページスクロールの高速化、NPAPIから古いコードを除去することでクラッシュ確率を20%程度下げることに成功しました。

また最新の動作環境にも対応し、Windows 8などのモダンUIアプリケーションからも利用可能にすべく改良がなされました。

OS依存を脱却する目的もあったのでWindows以外のMac OS XやLinux版のGoogle Chromeなども積極的にNPAPIからPPAPIへの移行がなされました。

Google主導で行われたためChromeをベースに開発普及が行われましたが、現在ではChromeの元となったChromiumやその派生ブラウザにも実装されています。

『ActiveX版』『NPAPI版』それぞれ利用可能なブラウザも併記されているので、特に迷うことはないでしょう。

ただAdobeは『2020年にFlashのアップデートと提供を廃止する』と発表しており、各種ブラウザも標準ではFlashを無効化するように設定されています。

とは言え、現在でもFlashを使用するサイトは日本国内に残っており、2020年までそれらを利用することもあるかと思われます。

普段Chromeを使用している人は問題ありませんが、様々な事情からInternet ExplorerとFirefoxの両方のブラウザでAdobe Flash Playerを利用している人はAdobe Flash Playerの自動更新機能にまかせたままだと、その仕様によりもう片方の自動更新がなされない場合もあるのでセキュリティリスクを低減させるためAdobe Flash Playerの最新アップデートがなされたときは『ActiveX版』『NPAPI版』両方のバージョンを確認するクセを付け片方あるいは両方の自動更新に失敗しているようでしたら、Adobe公式サイトから最新版のAdobe Flash Playerをダウンロードし『手動でアップデート』するよう心がけましょう。


ライター名:とぅるぶら
ネットの海を揺蕩い、文字書き、レビュー、リライト作業などを主に行っています。
記事の出来は提供された情報に大きく左右されるので、情報元の厳選には気を遣っています。




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